
能面と表情
N.K.
能楽―と聞いたら皆さんは何を思い浮かべますか?
私は真っ先に「能面」が思いつきます。
そう、あの目が細くて白い顔をした、女性の子面(こおもて)という能面です。
能楽は、美しい装束や独特の型や謡をもって演じられますが、他の演劇との違いの一つに、能面が挙げられると思います。
よく無表情な人のことを「能面のような顔だ」と言いますが、能楽師が実際に舞台でつけたお面は、実に表情豊かなのです。
以前、私が初めて能楽を鑑賞したとき、能面が見せる様々な表情に驚いた記憶があります。
能面を少し上に向けると、明るい表情に見えたり、少し下に傾けると物哀しげな泣いている表情に見えたりするのです。また、舞台の光の加減でも変化して見えました。
br>それと、恐らくこれは私の気のせいだと思いますが、「面をつけたシテと、目が合った!!」という瞬間が、何度もありました。
br>能面は、観客各々の感情を反映させるものでもあります。
br>……このように能面は、一見無表情に見えますが、実は無限の表情を秘めていることがわかりました。
br>今回私は「能面」に着目してお話しましたが、皆さんもそれぞれ自分の気になるポイントを見つけてみてください。
br>私は能楽についての難しい知識は持っていませんが、楽しんで観賞しています。
br>若い私達だからこそ、能楽を見て感じることがあるはずだと思います。
br>皆さんも能楽のある人生を始めてみませんか。